テロリストの作り方(後編)

ここでは、「テロリストの作り方(後編)」 に関する記事を紹介しています。
 前回で幼少期の性格の形成を紹介したが、今回は盲学校から教団を作る前の段階でどのようなことをやっていたのか、心理状態面を含めて紹介する。
 麻原は学生時代、盲学校に入学した。これは親から強制的に入れられたといった方が正しい。本人は嫌がっていたという。そして、貧しい家庭だったので、麻原の親は就学奨励金を自分たちの生活の一部に充てようとしたらしい。

 この盲学校で麻原は独占的な地位を手に入れる。他の学生が目が見えないのに対し、麻原は片目は見えていた。そこで学生を支配しようとしたらしい。これは国家、ビジネス、人全部に言えるが、独占的地位を入れると、自分の気に入らないことは徹底的に排除する心理が働く。独占だから、排除されて困るのは排除された側だからだ。この誘惑に人間は勝てないらしい。

 つまり、麻原が学生時代に気をつけなければならなかったのは目の上のたんこぶ的な存在である教師ということになる。この教師をうまくいなせば自分はこの組織の王様になれると思って行動しているということになる。恐らく、この経験がオウム真理教を作るうえでの性格の基礎となったのだろう。

 社会人になったら、ビジネス面で大きな嘘をついて金を稼いだらしい。大きな嘘に民衆はあっさりと騙されるという社会心理学の応用を地で行くスタイルだ。ただ、これは日本人の標準から外れた人、更に身体や精神にハンディを受けている人すべてに言えるかもしれないが、健常者と同じように生きていけない。このことが性格的に上昇志向を持っていても普通のことをしていては上には上がれない。そして、何かを始めようとすると、必ず権威や権力というものが立ちはだかってくる。

 まとめると、親の教育方法と学生時代の独占的地位の取得によって性格がゆがめられた可能性が高い。更に世間ではスティグマを受けたというのもポイントだろう。テロリストと一言で片づけるのは簡単だが、自分たちが親になったときに子供にこのような教育や、ハンデ者はハンデ者らしく普通の人より低所得が当たり前と言った世間体を作ることは日本で可能なのか、この人物の人物記を読んでいると考えさせられる。

 ご参考になれば幸いです。

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